勉強しても点数が上がらない原因と成績が伸びる正しい勉強法3選。成績を伸ばすコツは時間ではない
勉強しても点数が上がらない原因と成績が伸びる正しい勉強法3戦
どれだけ時間をかけて勉強しても点数が上がらない・・・。
受験生の中にはこういう悩みを抱えた人も多いと思います。
実際のところ、ただ闇雲に時間をかけて勉強しても点数は伸びません。
受験生は時間との勝負です。効果の出ない、効率の悪い勉強法にかける時間はありません。
この記事では、勉強しても成績が伸びない原因と成績が伸びる正しい勉強法をご紹介します。
この勉強法は、私が高校時代に実践して行っていたものです。
実際に、この勉強法をすることで半年で模試の点数を200点以上伸ばすことができ、
C判定だった志望校も三か月後には安定してA判定がとれるようになりました。
ぜひ、正しい勉強法を身に着けて、受験を乗り越えてください!
点数が上がらない原因
1.身に着けた知識が長期記憶になっていない
身に着けた知識が長期記憶になっていないと成績は伸びません。
人間という生き物は自分に必要のない記憶(いわゆる長期記憶)以外忘れるようにできています。
たとえどれだけ勉強したとしても、勉強した内容が長期記憶になっていなければ、勉強した内容はすぐ忘れてしまいます。
下の画像を見てください。これはエビングハウスの忘却曲線と呼ばれるものです。
この画像は、一度も復習をしなかった場合の時間と記憶の定着率の関係を表しています。
一度も復習をしなかった場合、勉強した内容は一時間後には56%忘れ、一日後にはなんと66%も忘れてしまいます。
このように人間の脳は復習をしないとほとんどのことを忘れるようにできているのです。
2.基本が定着していない
基本は勉強の中で最も大切な要素の一つです。
よく基本をしっかりせず、問題集や過去問、応用問題ばかりして成績を伸ばそうとしている人がいますが、はっきり言ってこの勉強法にはまったく意味がありません。
基本を理解せずに成績を上げたり、志望校に合格することはほぼ不可能といっても
過言ではないでしょう。
成績が伸び悩んでいる人は、今一度自分の基本の理解度を確認してみてください。
基本が大事な理由は後日、別のブログにて説明します。
3.複数の参考書を使っている
複数の参考書の使ってしまうと、かえって勉強の効率が低下してしまいます。
よく成績が伸びない人は焦っていろんな参考書に手を出し、いろんな問題を解こうとしますが、これは絶対にやってはいけません。
身に着けた知識を長期記憶にするカギは、自分の脳にこの情報は必要であると思わせること、すなわち、印象深い記憶を作ることです。
しかし、複数の参考書を使っていては一つ一つへの参考書の印象や愛着が
薄くなってしまい、長期記憶には結びつかなくなってしまいます。
成績が伸びる正しい勉強法
1.一冊の参考書をとことんやりこむ
成績が伸びる正しい勉強法は、一つの分野につき一つの参考書をとことんやりこむ、という方法です。
一つの参考書だけで知識量が足りるのか、と心配になる人かもしれません。
しかし、受験に必要な知識は、すべて一つの参考書で身に着けることができます。
複数の参考書は必要ないのです。
加えて、一つの参考書の使用は印象深い記憶、すなわち長期記憶にもつながります。
自分が何度も通る道や何度も通うお店の場所は自然と記憶に残りますよね?
それと同じように何度も使い込んだ参考書は、より印象に残りやすく、より記憶に
残りやすくなります。
何度も使い込んだ参考書を見ていると、自分はこれだけ頑張ったんだ、というような
達成感、自信にもつながります。
2.復習をする
一つの参考書の使用にも同じことが言えますが、
何度も復習することは成績を上げる一番の近道です。
点数が上がらない原因の一番でも見せたエビングハウスの忘却曲線ですが、あの画像には続きがあり以下の通りです。
このように、復習を繰り返せば繰り返すほど、記憶の定着率がぐんぐんと上がっていき
4回目の風習を終えた後には80%以上の記憶が長期記憶として定着します。
受験生の中には、時間がなくて復習なんてしている時間がない、という人もいると思います。
しかし、結局は復習をしないとせっかく勉強して身に着けた記憶が抜け落ちてしまい、また勉強しないといけなくなります。これはかえって時間の無駄です。
急がば回れというように、復習こそが成績を上げる一番の近道です。
3.アウトプットをする
アウトプットをすることは、成績を伸ばすのにとても効果的です。
アウトプットをすることで、脳はアウトプットした事柄を自分に必要な記憶だと判断し
長期記憶になって頭に残り続けます。
頭の整理も同時に行うことができ、アウトプットはまさに一石二鳥です。
特にアウトプットの中でも、他人に教える、というアウトプットの方法は成績を伸ばす最強の方法です。
周りに人がいなければ人形などでも構いません。
他人に教えることで効率よくアウトプットを行うことができ、さらに自分の理解度まで深めることができます。
加えて、自分がうまく説明できなかった分野は、自分がまだ完全に理解していない分野
すなわち弱点として浮かび上がってきます。
自分が勉強したことを他人に教える勉強法を実践すれば、自分の隙をなくすことができ
どんどん成績が上がっていくでしょう。
まとめ
いかかでしたでしょうか。
間違った勉強を続けていると点数は下がっていきます。
逆に正しい勉強法を続ければ点数は目に見えて上がってきます。
ぜひ、このブログを見てくれた人はこの勉強法を実践してみてください。